先日、5歳児が『季節の製作活動』に、夢中になっている姿がありました。
Aくんが笑顔で、ボソッと言葉を発しました。
『今、集中しているから・・・出来たらオシャベリしないでほしいなぁ~』
(どうやら、隣のBくんがマイペースにオシャベリをしている様子がありました)
Bくんが、製作活動に集中しながら、笑顔で言葉を発しました。
『僕は、オシャベリしながらじゃないと、集中出来ないから・・・残念!!』
Aくんが、笑顔で答えました。
『じゃ~しょうがないか~ぁ』
互いに顔を見合わせることなく・・・
想いを伝え合い・・・
何事も無かったように、引き続き目の前の製作に没頭している姿がありました。
どちらも、『集中していること』には変わりありません😊👍
互いの考えや存在等を受け止め合っている姿に、嬉しくなると共に・・・
子どもたちの心の成長を感じる瞬間でした☆ミ
先日、優しくも大胆な言語感覚で幅広く愛された、戦後現代詩を代表する詩人の谷川俊太郎さんが死去されました。
一つの詩をご紹介します👀
≪ほんとうの宝≫
ほんとうの宝は
おもいがけないところにかくれている
それをさがすには手がいる足がいる
そして感じる心がいる
考えるアタマがいる
ほかでもないあなた自身の
ほんとうの宝は
誰のものでもないみんなのもの
ちからをあわせてみつけるものつくるもの
私たちは宝だと気づかずに水を飲む
宝だと気づかずに木を見上げる
宝だと気づかずに人に会う
ほんとうの宝は
日々の暮らしの中にひそむ
四季のめぐりの自然にまぎれている
湖の水の源から海までの流れに沿って
どんな気持ちが生まれるだろうか
どんな宝が見つかるだろうか
『お友だち』という宝に出会い・・・
『先生』という宝に出会い・・・
『遊びや体験』という宝を通して・・・
ほんとうの宝に出会い・触れ合いながら・・・
ゆっくりと、豊かに成長してほしいと思います🌟🌟🌟
あっ!!👀
私たち大人のまわりにも・・・
おもいがけないところに・・・
『ほんとうの宝』があるような気がします😊